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ジェイ
【俺とポケットモンスター】

赤馬 栄希 あかま えいき
16歳♂

水霧 葵みずきり あおい
16歳♀

縁澤 葉月えんざわ はづき
16歳♂

赤馬 椎 あかま しい
13歳♀中2

4/26^22:39[編集]
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ジェイ

「バタ助! 痺れこ……」
「アクアジェットだ!」
 アリゲイツは一気に水を纏いバタ助に肉迫する。
「ピィ!?」
 アクアジェットの速さに避けることができず直撃を許してしまう!
「バタ助! 体勢を取り直せ!」
「いーや、遅いね。切り裂く!」
 バタ助が体勢を整えると目前にはアリゲイツがすでに腕を振り上げていた!
「ガゥ!」
 太い腕が振り下ろされバタ助の顔面に直撃する。
「バタ助!」
 あまりの威力に地面で大きくバタ助の身体が跳ね上がった。
「ば、バタ助……!」
「バタフリー戦闘不能、アリゲイツの勝ち」
「……バタ助、よく頑張ったな。戻れ」
 ……ボールに戻しポケットに入れる。
 緑澤のアリゲイツ前より一段とパワーが上がってやがる……このままじゃ確実に負ける……どうにかしないと!

「え、エイも残り一匹……」
「相性的にやばいな……」
 
 そんなこたあ分かってるさ!
「サル助、頼んだぞ!」
「ウッキィ!」
 鳴き声はまだ覇気があるとはいえ、ヨーギラス戦でかなりダメージは負ってるしタイプ相性も悪いけど……。
「やるだけやってやる……! サル助、引っ掻く!」
「ダイル! 切り裂く!」
 サル助とアリゲイツが同時に技を繰り出す!
 金属音がバトルフィールで響いて次の瞬間、体の小さいサル助が吹っ飛んでいた!
「力でダイルに勝てないよ! アクアジェット!
 水の弾丸となったアリゲイツが突っ込んでくる! 
「穴を掘る!」
 咄嗟に俺は叫んでいた。
 空中でダメージで歯を食いしばっていたサル助は素早く地面に逃げるように潜った!
「がぅ!?」
 アクアジェットは何とか回避!
「そこだ!」
 サル助は素早く穴から出る!
「ガゥア!?」
 真正面に現れたサル助にアリゲイツも驚いてる!
「ウッ……キィ!」
 穴から飛び出た勢いでサル助の拳がアリゲイツの顔面を捉える!
「ガ……!」
 よし怯んだ!
「火炎車ァ!」
 穴を掘るでアッパーを喰らわせそのまま空中で火炎を纏いアリゲイツにぶつかった!
「グオォォォォ!」
 アリゲイツは吹っ飛びトレーナーゾーン真横を通り過ぎるまで吹っ飛んだ!
 砂煙が舞い、相手の姿が見えない……これは倒したか!?
「甘いね。水鉄砲」
 砂煙を巻き上げる。それと同時に水がこちらに飛んでくる!
「しまっ!」
「!」
 サル助が水鉄砲をもろ直撃し吹っ飛び地面を転がった!
「……ダイル、大丈夫?」
 緑澤がアリゲイツを横目で見るがダイルは少し傷を受けただけで致命傷にはなっていないようだ。
 だが、こっちのサル助は……。
 水鉄砲はやっぱり効果抜群……何とかして立ち上がろうとしているけど、足がもつれて上手く立てないようだ。
「辛うじて耐えたみたいだね。よし、アクアジェット!」
 まずい……!

8/12^09:24[編集]
ジェイ

「いけ、サル助!」
「ウキィ!」
 元気よくボールからヒコザルのサル助が飛び出た。
「ギラス! 体当たり!」
 ヨーギラスがこっちに突撃してくる!
「火炎車!」
 サル助も負けじと炎を纏いタイヤのような形状になるとヨーギラスを吹っ飛ばす!
「ギィ……!」
「ギラス! 怯むな! 噛みつく!」
「ギァァァ!」
 火炎車が解かれたサル助の左腕に噛みつかれる!
「引き剥がせ! ひっかく!」
 サル助は必死にヨーギラスを引きはがそうとひっかく攻撃をするが。
「くそ、今一つ効果が薄い……!」
 ノーマルタイプの技では岩タイプのヨーギラスに効果が薄い。
 これじゃああの技は使えない……! 引き離さなきゃ!
「ウキィィィ!」
 サル助は痛みに耐えきれず火炎車をする!
「なに!?」
 火炎車の炎に耐えきれなくなったヨーギラスはその場から弾き飛ばされ地面を転がる!
「しめた! サル助! 穴を掘る!」
 サル助は素早く火炎車を解くと地面に潜り込む!
「!」
 そして数秒の間が空き、ヨーギラスの真後ろからサル助は地面から飛び出し、ヨーギラスに攻撃を食らわす! 効果は抜群だ!
 クリーンヒット! サル助の穴を掘る攻撃でヨーギラスはたまらず地面に身体を預けた。
「ヨーギラス戦闘不能、ヒコザルの勝ちだ」

「や、やりぃ! 赤馬が先に緑澤の野郎を追い詰めた!」
「エイ、負けるなーぁ!」

 平尻とアオの声が聞こえる。
 二人も応援してくれてんだ……絶対勝つ……!
「……ふぅ」
 すると緑澤がため息を吐く。
「まさか、ここまで強くなってるとはね、思いもしなかったよ……でもね、最後に笑うのは僕だ」
 緑澤はまだ戦意を失っていない……こっちも油断ならない。
「いけ、ダイル」
 モンスターボールから出てきたのはアリゲイツのダイルか……サル助じゃあ分が悪いな。
「戻れサル助」
 ここはバタ助でこの勝負を決める……!

8/12^08:26[編集]
ジェイ

「さあ次は君でいくよ、レンド!」
 次に緑澤が繰り出してきたのはルクシオだ。耳が熊のようだが他の部分は犬というか虎のような猫のような形をしたポケモンだ。
 確か電気タイプだったか……なるほど有利なタイプに素早く入れ替えたのか。
 こっちも入れ替えた方がいいか……? いや、電気タイプだろうがギャラ助のタフさならいけるハズ!
 俺は素早くギャラ助に指示を送る!
「ハイドロポンプ!」
「バカだね、突っ張ってきたか」
 !? 何で避けさせないんだ? ルクシオは全くかわすそぶり見せずその場でこちらを睨んでいる。
「スパークだ! そのまま突っ込め!」
 ルクシオは電気を体に帯び始めるとそのまま水の渦に突っ込んできた!
「!」
 ハイドロポンプに正面から突っ込んできたルクシオのスパークがハイドロポンプを通ってギャラドスを感電させる! そして更に追い打ちでスパークでルクシオの身体全体で突撃! これには思わずギャラドスも倒れこむ!
「確かに効果は抜群だけど……ルクシオの攻撃はそんな強いのか……?」
「いや、レンドの攻撃力は低めさ。ただギャラドスは水飛行タイプ……電気タイプにはめっぽう弱いし仕方がないね」
 そ、そうなのか……ギャラドスには水だけじゃなく飛行タイプも……知らなかった……。
「ギャラドス戦闘不能! ルクシオの勝ち!」
 今井の判定を聞いてハッとした俺。
 まだ、勝負は終わってないじゃないか! くそっ、切り替えろ俺!
 思いっきり両手で頬を叩き気を取り直す。
「お疲れギャラ助、ゆっくり休んでくれ」
 ギャラ助がモンスターボールに吸い込まれると次のモンスターボールを取り出す。
 とにかく、相性の悪いバタ助じゃあルクシオとは分が悪い……ここはサル助で……いや、待てよ?
 俺はチラリと緑澤とルクシオを見る。
 スパークで倒したはずのルクシオがよろめいている……そして緑澤の余裕の表情……。
 ルクシオはハイドロポンプでダメージ受けてるのか……! それにあの緑澤の様子だと、多分ダメージに気付いてないか? どうだろう? ……試してみるか。
「いけ! バタ助!」
 俺はバタ助を繰り出す。
「何? また性懲りもなく相性の悪いのを出してきたなぁ」
 余裕かましてるけど、こっちにも手はあるんだよ……! ルクシオのダメージからしたら多分避けれない!
「バタ助! ルクシオに一気に突っ込め!」
「レンド! 返り討ちにするよ! スパーク!」
「ルクゥ……!」
 僅かに相手の動きが遅れた!
「!? まさかハイドロポンプのダメージが……!」
「バタ助! 眠り粉!」
 バタ助は粉をまき散らしルクシオに浴びさせるとそのまま地面に倒れた!
「よし! 眠った!」
「お、起きるんだ!」
「一気に決めるぞ! 念力!」
「ピィィィ!」
 バタ助の念力でルクシオが宙に浮きそのまま地面に叩きつけた!
「きゅぅ〜……」
 ルクシオは目を回して気絶している!
「ルクシオ戦闘不能、バタフリーの勝ちだ」
「よ、よし!」
 これで二対二だ! 緑澤が俺に対する油断があって助かった……でも、次は油断は無さそうだ……。
 緑澤の表情は今までと違ってかなり険しかった。
 まさか自分が自分のポケモンのダメージに気付かずつけ入れられてしまったんだから悔しいだろう。
「赤馬……もう君を馬鹿にしたりはしないぞ、ここからは本気でやらしてもらうよ」
 すると、緑澤はヨーギラスのモンスターボールを投げる。
「ギラス、頼むよ」
「……よし、戻れバタ助」
 俺は一度バタ助を戻す。
 ヨーギラスは岩地面。
 サル助も相性悪いけど、岩技はまだバタ助よりはダメージはマシ……それにサル助にはこういう時のために策がある。

8/12^08:02[編集]
ジェイ

「ぎぃ!」
 素早く横っ飛びしたヨーギラス、ハイドロポンプは地面を直撃する!

「くそ! まだだ竜の怒り!」
 ギャラ助の目が凶暴な猛獣のように鋭くなる。
「遅いね! ギラス! 岩落とし!」
「何!」
 いつの間にかヨーギラスは跳躍していてギャラ助の目前に迫っていた。
「ギーラースッ!」
 ヨーギラスは自身の身体より大きい岩をギャラドスに叩きつける!
「ぎゃ、ギャラ助!」
 グラリと揺れるギャラ助。だがすぐさま頭を振り落ち着くが……ヨーギラスが見当たらない。
「よし、いいぞギラス。戻りなさい」
 俺はギクリとして緑澤を見るとヨーギラスがモンスターボールに戻される。
「交代……?」
 唖然としていると緑澤はニヤリとほくそ笑む。

8/3^21:25[編集]
ジェイ

 バトルが終わった俺は保健室に向かった。
「おーい、アオ……!?」
「うきーーっ!」
 ドアを開けた瞬間俺は何者かのタックルに吹っ飛ばされた。
「ごほ! さ、サル助……」
 どうやらサル助のようだ。俺は飛び込んできたサル助の頭を撫でてやると、バタ助とアオがこちらに来た。
「おーアオ! 何とか勝ったぞ」
「だろーねー♪」
「何だよ、その分かりきってますみたいな顔……っと、そうじゃなくて、こいつらもう大丈夫なのか?」
 心配そうに俺が訊くとアオは自信たっぷりな表情で豊満な胸を叩く。
「これでもポケ医科目指してるからね〜余裕余裕!」
ああ、そう言えばコイツ、ポケ医科、ポケモン科を目指してたな。
 まあ、簡単には言えばポケモンの医者、ジョーイさんかな。
「よっしゃ、じゃあ決勝戦行ってくるわ!」
「うん! エイ、頑張ってね……」
「おうよ! サル助、バタ助いくぞ!」
 二匹をボールに戻すと俺はダッシュでグラウンドへ走った。

 
「ふう……」
 グラウンドに着くと全クラスの生徒がバトルフィールドを囲っていた。さっきまでのギャラリーの数が大違いだ!
 トレーナーゾーンを見ると既に相手は待っていた。
「遅いじゃないか、赤馬」
 挑発的な態度で奴はモンスターボールを宙に投げ遊んでいる。
 その表情は一欠片の緊張も不安の無く、絶対的自信、いや余裕にみちあふれていた。
「緑澤……」
 俺は歯を食い縛り拳を握った。
「絶対、やってやる!」
 
 俺はトレーナーゾーンへ足を踏み入れた。今井がチラッとこっちを見る。
「では、一学期、クラスポケモン大会決勝戦を行う! 両者、3匹のポケモンを使ってくれ、入れ替えはしても構わない。では、試合開始!」
 今井の声が響くと同時に俺と緑澤は同時にモンスターボールを投げた。
「ゆけっ! ギラス!」「いけ! ギャラ助!」
 相手のモンスターボールから出てきたのは小さな身体のヨーギラスだった。対してこちらはギャラドスのギャラ助だ!
「いつの間にニックネームつけたし!?」
 平尻のツッコミは無視無視。
「ギャラドスできたか」
 緑澤がチッと舌打ちをした。まあそれもそうか。
 こっちのギャラ助は水タイプ、それに対してヨーギラスは岩タイプ……圧倒的こっちが有利だ!
「よーし、ギャラ助! 先制するぞ! ハイドロポンプだ!」

7/27^23:09[編集]
ジェイ

 ギャラドスの口から渦々しい気が集まると、小さいコラッタに目掛け、エネルギーが放出された。
 
 爆音――煙がギャラドスとコラッタを覆い、竜の怒りによる衝撃が強風に俺は思わず腕で顔付近を守る。
 平尻は唖然とした様子で煙の無くなるの待つ。
 俺は平尻の表情で勝ちを確信していた。
 ギャラドスとコラッタを覆っていた煙がやっと晴れるとコラッタが目を回した状態で平尻の前方に倒れていた。
「・・・・・・」
 平尻ハ無言デモンスターボールにコラッタを戻す。
 さっきまで回りから聞こえてた生徒たちの話し声も完全に静まりかえっていた。
「さあ平尻、三体目を・・・・・・」
 今井が平尻にせかすように言うとアイツは首を横に振った。
「いや、俺の負けっすわ! 降参します!」
「な、何だって!?」
 思わず俺は身体をトレーナーゾーンから乗り出した。
「勝機があるならまだ諦めねーよ・・・・・・でも、今の俺じゃあどう足掻いてもこのギャラドスは倒せない・・・・・・よって降参だ・・・・・・」
 平尻はそう言うとトレーナーゾーンから出て小さくお辞儀をして俺に対して親指を突き立てる。
「お前なら優勝いけるぜ!」
「おう!」
 こうして、何とか平尻を撃破し、優勝へと近づいた。

7/27^22:26[編集]
ジェイ

 平尻が次に繰り出してきたのは、小さな体型で紫色の毛で覆われた鼠のポケモンだった。
「よし、電光石火の攻撃だ!」
 平尻が先制攻撃を仕掛けてくる!
 紫の弾丸がギャラドスに突撃していく!
「ぐおおおおお!?」
 強烈な一撃をギャラドスは受けてしまうがまだいける!
「ギャラドス! 巻き付くだ!」
 素早い指示を出す俺にギャラドスは光の速さのごとく応答し、コラッタの素早い動きを封じた!
「いっけえ! 竜の怒りッ!」

7/25^16:30[編集]
ジェイ

(くっそ……こんなことになるとはな)
「初手でコイキングか……あとの二匹は後から出てくるのか?」
 わざわざ草タイプの相手なのに相性の良いサル助、バタ助を出さなかったことに疑問に思った平尻がこう言った。
「今はあいつらは使えない状況だから……このバトルはコイツだけで勝ってやる!」
「コッコッコッコ!」
 俺の強気な言葉を馬鹿にするかのように地面で情けなく跳ねているコイキング。
「……そうか、でもそんなんじゃ俺のポケモンには勝てねえよ! いけナエトル! 体当たり!」
 ナエトルはすぐさま猛ダッシュしてくる!
「ッ! コイキング! かわせ!」
「コッコッコッコ……ゴッ!?」
 コイキングはナエトルの体当たりに吹き飛ばされる!
「よし追い打ちに葉っぱカッターを食らわせろ!」
 平尻の指示がさらに聞こえてくる!
「来るぞコイキング!」
「ナーエッ!」
 葉っぱの刃は地面に落ちる寸前のコイキングを捉えそのまま俺の真後ろで落ちた。
「ここまで、だな……」
 平尻が低い声音で言う。
「……赤馬、次のポケモンを出せ」
 今井がそう告げてくる。
「……つ、次のポケモン……は」
 言葉が詰まる……なぜならもう俺には控えのポケモンが残されていない。もう……負けなのか……?
 諦めかけたその瞬間、横で観戦していた女子が悲鳴をあげた。
「きゃー! コイキングが〜!」
 コイキングがどうしたんだよ……。
 気になった俺は後ろを振り向いて見ると、コイキングは不思議な光に包まれ星のように輝いているではないか! 
 これには見覚えがある……。
「これは……進化……!」
 すると、コイキングは体が龍のように長く伸び、体長がぐんぐん成長していく。
「……グオオオオオォ!」
 光がはじけ飛ぶと同時にそのポケモンは雄叫びをあげた。
「ぎゃ、ギャラドス……こんな間近で初めて見たぞ……」
 俺は驚きながらそう小さく呟いたがすぐさま今井の方を見て言った。
「バトル続行していいですよね先生!」
「……よし、バトル続行だ」
「よし……! ギャラドス! いけるな!」
 俺の言葉に小さく頷いたギャラドス。
「ギャラドス! 噛みつく攻撃!」
「ッ! 来るぞナエトル! かわすんだ!」
 ギャラドスは巨体を引きずりながらナエトルに噛みつきに向かったがナエトルは身軽にジャンプしてかわす!
「逃がすな! 上だギャラドス!」
 するとギャラドスはナエトルを自慢の長い身体で巻き付くき動きを封じた!
「しまった!」
 平尻の焦りの声。
「よし! ギャラドス! 今お前が持っている最高の技を……撃てェ!」
 するとギャラドスは口に水の塊を集め始める。
「! この技……まさか」
「いっけえええぇぇぇ!」
「グオォォォォォッ!」
 ギャラドスの口から放出された水の光線はナエトルを飲み込んだ!
 そして宙をナエトルが舞い地面に落ちた。
「な、ナエトル……!」
「ナエトル、戦闘不能だ。平尻次のポケモンを出せ」
「くそ……ナエトルお疲れ」
 悔しそうに平尻はナエトルをボールに戻す。
「それにしてもまささハイドロポンプを覚えてるとはな」
 平尻が驚きを隠せずにこう言ってくる。
「俺も驚きだよ……まさか俺のコイキング、いやギャラドスにこんな可能性があったとはな」
「……ああ、でもまだバトル自体は負けてない……! いけ、コラッタ!」

6/15^16:59[編集]
ジェイ

「さあ、準決勝一試合目を始めるぞ」
 俺はトレーナーゾーンに足を踏み入れ対峙した相手を見た。
「ういっす」
 手を挙げて挨拶してきた。
 今回の相手は俺が最もよく知る相手……平尻だ。
「へへ、お互いここまでよく勝ち残れたなあ。やっぱ特訓のおかげだな」
 ニヤッと平尻が笑うがすぐさま真剣な表情になる。
「だけど、これは真剣勝負だ! 勝ちは譲らないぜ!」
 モンスターボールを突き出しそのまま平尻はモンスターボールを投げた。
 中から飛び出てきたのはナエトルだった。
「さぁ、赤馬も早くポケモンを出さんか」
 審判の今井がせかしてくる。
「あ、はい……」
 俺はポケットからモンスターボールを取り出し、そのボールを不安気に見つめる。
「……ええい! どうにでもなれ!」
 俺はそのままボールを投げた。
「なに!?」
 モンスターボールから出てきたのは河原で捕まえたコイキングだった。

6/15^16:18[編集]
ジェイ



 その後、二回戦、三回戦は緊張がほぐれたのか、相手の攻撃を被弾することなく勝利していった。
「サル助! 火炎車!」
「うきぃ!」
 相手選手のオニスズメを火炎の塊となったサル助が吹き飛ばした!
「あぁ! オニスズメえ!」
「この勝負! 赤馬の勝ち!」
 そして四回戦も何事もなく勝利した。
「ふぅ……」
「やったね! エイ!」
「おう! あと二回勝てば優勝だから頑張るよ! な? サル助!」
「う、うっきぃ……」
 すると横でサル助がバタリと倒れこんだ。
「さ、サル助!?」
「どうやら連続で続くバトルで精神的に堪えてるみたいね……」
 アオがサル助を抱き上げるとそう言った。
「! まさか」
 俺はすぐさまバタ助を繰り出すとバタ助もふらふらと飛び、心なしか元気がなく見える。
「エイ、次の試合はこの二匹は休ませた方がいいと思うわ。多分その間にある程度回復するから、次の試合は他のポケモンで!」
 アオにバタ助とサル助のモンスターボールをひったくられるように取るとそのまま保健室の方へ走って行った。
「ほ、他のポケモンつったって……」

6/15^16:08[編集]

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