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2018年9月15日(土)
【創価大学での日中新時代フォーラムから】
創価大学での日中新時代フォーラムから

池田先生の「日中国交正常化提言」発表50周年となった8日、中華日本学会の代表ら各界から来賓が出席し、東京・八王子市の創価大学で「日中新時代フォーラム」が開かれた。ここでは、フォーラムで講演した日中関係学会の宮本雄二会長(元駐中国日本大使)、程永華駐日中国大使の講演を要旨で紹介する。

程永華 駐日中国大使
●友誼の未来は若者にあり 池田先生ら先達の精神を継ぐ「伝承者」に

 一、中日友好の基盤は民間にあり、その未来は若者にあります。本日は、私が青年時代から日本の友人らと交流してきた体験に基づき、両国の若者がどのように新時代の友好を切り開くべきかについて、いくつか見解を述べたいと思います。
 第一に、両国の若者は、共に中日の平和友好の精神を未来に伝えていくべきです。中日関係は前世紀に日本軍国主義が発動した侵略戦争という不幸な歴史を経験しました。1950年代から70年代初頭にかけて、冷戦という時代背景のもとで、両国関係は長期にわたる隔絶と対立の局面にありました。こうした不正常な状態の中、双方の先達たちは民間先行を堅持し、「民をもって官を促す」かたちで、困難を乗り越え、国交正常化の実現と平和友好条約締結のために心血を注ぎ、たゆまぬ努力を払いました。まさしく、創価大学創立者である池田大作先生は、その代表的人物です。
 池田先生は68年9月8日、創価学会学生部総会での講演で、日本政府が中国との国交正常化を実現し、中国の国連における合法的地位を回復し、中日の経済・貿易・文化交流を促進するよう呼び掛けました。今日では、池田先生が提起した「国交正常化」という言葉は普通のことに思えますが、当時の歴史的条件、特に日本政府の対中政策下においては、ひるまぬ勇気と揺るぎない信念を必要とするものでした。
 池田先生は提言発表の後、小説『人間革命』においても、日本はまず中華人民共和国と平和友好条約を締結すべきであると述べ、改めてその卓越した見識を示しました。
 歴史は、池田先生の先見の明を既に証明しています。昨年には中日国交正常化45周年、そして本年、平和友好条約締結40周年となり、両国関係は大きな発展を遂げました。池田先生の提言は日本の民衆の中日友好に対する真摯な願いを示すだけでなく、中日関係発展の歴史的潮流にも合致していました。本日出席の若い学生たちが、中日関係に対する池田先生の卓識と、両国友好への強い信念に啓発を受け、中国の同世代の若者と共に、平和友好協力事業の伝承者になるよう望みます。
 一、第二に両国の若者は、積極的に交流を進めるべきです。池田先生が提言を発表してからの50年間は、先生と創価学会、創価大学が、中日友好を実践してきた50年でありました。国交正常化(72年)から間もない74年5月、両国が直行便を開通していない状況下で、池田先生は中日友好の「金の橋」を提起し、中国を訪問。12月の2度目の訪中時に周恩来総理との歴史的な会見を実現しました。
 池田先生は、97年までに計10度にわたって訪中し、各地に足跡を残し、両国人民の相互理解と友誼を促進するだけでなく、中国人民の尊敬と信頼を得ました。
 また、池田先生が保証人となり、創価大学は私を含む第一陣の中国人留学生を受け入れました。池田先生は私たちが入居した滝山寮の入寮式にも出席され、私たちを学生や教員に紹介してくださいました。さらに、自ら大学構内を案内し、桜並木を通りながら「桜吹雪」等について話すとともに、周総理との会見で桜が話題になったことを振り返り、キャンパス内に「周桜」を植えることを提唱。当時の交流体験は生涯の思い出となり、先生、そして日本人学生とのお付き合いは、互いに心が相通じる「金の橋」となったのです。
 提言の発表以来、この50年で中日両国は大きく変化しました。本日出席の若い学生たちが中日友好交流活動に積極的に参加し、中国の同世代と相互に学び、共に進歩して、実際の行動で友誼の種を大樹に育て、両国人民の友好を何世代にもわたって伝えていくことを希望します。
 一、第三に両国の若者は運命共同体意識を高めるべきです。今、人類は同じ“地球村”に暮らしています。世界的課題が日に日に増えるのに伴い、各国のつながりと相互依存も日ましに強まり、単独でさまざまな課題に対応できる国は一つもありません。
 中国共産党は昨年、第19回党大会を開催し、「人類運命共同体」構築との重要理念を提起し、各国人民が心を一つにして協力し、恒久平和、普遍的安全、共同繁栄、開放包容、清潔美麗の世界を建設するよう呼び掛けました。
 私は、池田先生が創価大学創立の際に確立した「人間教育の最高学府たれ」「新しき大文化建設の揺籃たれ」「人類の平和を守るフォートレス(要塞)たれ」との建学の精神は、多くの点で人類運命共同体理念と同じ方向を目指すものと捉えています。この建学の精神は、私が外交業務に従事するようになってからも自身に大きな啓発をもたらし、現在、日本との外交業務において人類運命共同体の理念を実践する上で、大きな助けになっています。
 中国の伝統文化では「天下を一家」とすることを提唱しています。人類運命共同体理念は、こうした中国の伝統文化に由来する人類共通の価値観と思想を含み、人類共生の道を模索し、各国の共通の利益を拡大し、共同発展を実現することを主張しています。中国はそのために、世界の多様性を尊重し、学び合い、隔たりと衝突を乗り越え、世界平和の擁護、人類文明の共同発展への紐帯をつくるべきだと主張しています。
 中日は地理的に近く、文化が相通じ、2000年にわたる友好交流と互恵協力を通じて、それぞれの発展と進歩を促進してきました。歴史が十分に証明しているように、中日は和すれば両者を利し、闘えば共に傷つきます。現在の世界の新しい情勢下で、両国はこれまで以上に相互に尊重、支持し、運命共同体意識を高め、共通の伝統文化の価値観で隔たりを乗り越え、両国それぞれの発展を実現し、さらには世界の人民に幸福をもたらすべきです。これが両国の若者が共に努力する目標になることを、私は心から希望します。

9/15^06:54
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