一剣

2019年1月9日(水)
【NO TITLE】
駅の階段で、楽しそうに手すりを何度もこすりながら上っていく幼い兄弟とすれ違った。“何かの遊びか?”と思っていると、階下から高齢の男性が手すりを頼りにゆっくりと上がってきた▼「じーじ、大丈夫? 冷たくない?」との子らの言葉で気付いた。2人は祖父のために冷えた手すりを温めていたのだ。多少こすったところで、手すりの冷たさは変わるまい。だが孫たちの気遣いがうれしかったのだろう。祖父は終始、笑顔だった。ほほ笑ましい光景に胸が温かくなった▼昨年末、宮城のある婦人部員が「婦人部の人材グループの会合に、やっと参加できました。これが今年一番うれしかったこと」と語っていた。その集いは毎回、個人宅の2階にある会場で行われていた。交通事故で両脚に大けがを負い、リハビリ中だった彼女には、十数段の階段も“絶壁”に見えた▼そんな彼女のために、兄夫婦が彼女の前後に立ち、一段一段、階段の昇降をサポートしてくれた。そのおかげで、ついに彼女は会合に参加できた。その姿に感動した同志は喝采で迎えた▼小さな心遣いでも、受け取る人にとっては一歩前進の大きな勇気になる。さらに心が通い合う情景は周囲にも幸の光を広げる――「階段」にまつわる二つの出来事から、そう実感した。

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