一剣

2020年8月1日(土)
【NO TITLE】
「原子爆弾の実験を今後終らせることは、苦悶する人類が求めている希望の光明のようなものであろう」(鮎川信夫訳)――1957年、ノルウェーのオスロ放送局で、哲学者シュバイツァーが核兵器の廃絶を訴えた▼ノーベル平和賞を受賞したシュバイツァーだったが、当初、平和に関するコメントを求められても消極的だった。自らの発言が、国際政治などの場で利用されることを嫌ったためだ。その彼が核廃絶の声明を発表したのは、“米国の良心”といわれるノーマン・カズンズ博士が促したからである▼第2次世界大戦の終戦から4年後、カズンズ博士は広島を訪問。悪魔の兵器の恐ろしさを肌で感じた。帰国後、原爆で両親を失った「原爆孤児」の里親を募るなど、原爆被害者の支援に尽力。「核時代」の一日も早い終焉を強く願っていた博士だからこそ、シュバイツァーの心を動かしたのだろう▼広島の平和記念公園には、「ノーマン・カズンズ氏記念碑」が立つ。そこに刻まれた博士の言葉に、「世界平和は努力しなければ達成できるものではない 目標を明確に定め責任ある行動をとることこそ人類に課せられた責務である」と▼戦後75年の8月が巡り来た。核廃絶への「責任ある行動」は、今の私たちに向けられた言葉である。

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