一剣

2020年11月22日(日)
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クリミア戦争の折、ナイチンゲールが不眠不休で傷病兵を看護したことは、よく知られている。この時、戦地で看護に尽くした黒人の女性がいる。メアリー・シーコールである▼負傷や感染症に苦しむ兵士を支えようと、戦地行きを志願。だが彼女は、肌の色で拒絶された。それでも自費で戦地へ赴き、敵味方関係なく、多くの傷病兵の看護に当たった。1881年の逝去時は「タイムズ」紙などに追悼記事が掲載された▼彼女は、自らを戦地に駆り立てたのは「無私の精神によるもの」と述べている。没後100年を経て、その功績に、イギリスで再評価の機運が高まっていく。2016年には、記念像が建立された(『メアリー・シーコール自伝』飯田武郎訳、彩流社)▼現在のコロナ禍でも、患者に懸命に尽くす看護師の方々がいる。感染の危険と背中合わせの中、不安を抱え、苦しんでいる人に手を差し伸べる。その献身と使命感に、心からの感謝と敬意をささげたい▼仏法では、仏の慈悲の行為を「抜苦与楽(苦を抜き楽を与える)」と説く。仏道修行とは、苦悩する目の前の一人に寄り添い、心の絆を結ぶことに尽きる。「励ましの輪」を広げることが、今の危機を乗り越える力になると信じ、価値創造の挑戦を重ねたい。

11/22^05:38
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