名字の言

2018年12月6日(木)
【NO TITLE】
 「能力の欠落ではなくて、脳の認識の仕方が違うんです」。婦人部が主催する発達障がいのセミナーで講師が語った。誤解されがちだが、発達障がいは克服すべき「病気」などではない▼登壇した婦人が発達障がいの次男と歩む日々を語った。言葉の遅れ、昼夜逆転の生活。寒い夜、ベランダで一緒に寝たことも。近所からの冷ややかな目がつらかった▼苦悩に沈む彼女に、婦人部の先輩は言った。「この子にはすごい使命があるのよ。会合に一緒に連れておいで」。夫婦で唱題と学会活動に挑戦すると、わが子へのいとおしさが込み上げた。その後、彼女は“心身障がい者親子の会”の会長に。障がい者の人権について学ぼうと本年、創価大学の通信教育部に入学。「息子のおかげで使命の道が開けました」と笑顔で語る▼仏法では「桜梅桃李」といって、自分らしく輝く大切さを説く。池田先生はこの法理に触れ、「お互いの『差異』と『多様性』を、限りなく慈しみながら、自らの可能性を十全に発揮しゆくなかにこそ、麗しい人間共和の花園が築かれる」と▼セミナーの最後に主催者が語った。「帰ったら、お子さんをぎゅっと抱き締めてあげてくださいね」。花は違えど、全ての人に“花”は咲く。慈愛の陽光で温め続けるならば。

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