一剣

2018年12月17日(月)
【NO TITLE】
 〈タスケテ/水ヲ/水ヲ/ドウカ/ドナタカ/オーオーオーオー/オーオーオーオー〉。広島の被爆後の光景を描写した原民喜の詩集『原爆小景』の一節である▼被爆者の作家・原民喜は、文字通り“言語に絶する惨状”を書き残した。それは「生キノビテコノ有様ヲツタヘヨト天ノ命ナランカ」との使命感からだった(岩崎文人『広島の文学』溪水社)▼爆心地から460メートルの小学校で被爆した当時9歳の壮年部員。「げた箱のある地下室で靴を脱ごうとしたら、ぴかっと光った」。地上に出ると、先に階段を上がった弟は息絶えていた。教職員・児童ら約160人のうち、生存者はごくわずか。壮年は原爆孤児となった▼家族を思い出すことがつらく、広島を離れた時期も。だが被爆73年がたち、小学校で唯一の生存者になった。先月、初めて広島で被爆証言を行った。「原爆はむごい。家族を奪い、人生を変えた。どうか私の経験を語り継いでほしい」▼ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のノーベル平和賞受賞から1年。同団体が採択に尽力した「核兵器禁止条約」の、一日も早い発効が待たれる。それは、今も生きる約15万人の被爆者の切なる願いでもある。「核兵器なき世界」へ、うまずたゆまず声を上げ続けたい。

12/17^17:58
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