君とドックイヤー 私は、微かな記憶の中に忘れられない人がいる。 彼は酷い猫背で、薄いクマを目の下にもっていた。 「元気にしてるかな?」 もしかすると、私の記憶違いかもしれないけれど。だけど、彼はやっぱり近くにいた気がするのだ。 私が挫折したときも、苦しかった時も悲しかった時も、嬉しかった時も。 最後のお別れの時、私は彼に何か言葉を貰った気がしたけれど、今はもう忘れてしまった。 大切なのは、彼に言葉を貰ったという事実で、けして、言葉そのものでは無いとは思う。だけど時々、無性に覚えてないことを悲しくかんじる。 『じゃあ、ね』 『はい』 『エルは、本当に探偵になるの?』 『そのつもりです』 『そっか』 『はい』 『あの、さ』 『なんでしょう?』 『大好きだったよ』 (君とドックイヤー)(朧げなあの頃の)(唯一はっきり覚えているもの) 『私は、貴女の隣にこれからもずっと在ります』 だから、 行ってらっしゃい . Thank you! this is free NOVEL <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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