1/1ページ目 病んでいる… という詞は僕の為にあるのでしょう… 不思議なもので、アナタを追いかけていた僕は… 僕にアナタが振り向いてしまってからは 僕の方から逃げるようになってしまったようです… これに この不思議な行為に 理由なんてありません もし、あるとするならば、 それは ─恐怖─ 純粋な恐怖という名の感情なのでしょう… アナタのこの恋文は一日と欠かす事なく僕の元へと届くというのに… 僕は毎日封を切るのが とても恐ろしいのです… まるで、その封筒の中には、 僕をこの世から消し去る 魔法の詞 が綴られているのではないかと… 僕にはそう感ぜられて 仕方が無いのです… いつも僕がこの封筒の封を切る瞬間、 アナタは僕の目の前に現れる… そして、僕は涙ながらにアナタに謝るのです… ──ごめんなさい…── 僕の気持ちは嘘ではありません… でも、 とても恐ろしい… いつかは裏切られる… それを僕は知っています… その詞を 僕は信じているのです… だったら、それはいつの話なのだろうか… 明日なのだろうか… 明後日、 一週間、 一月… 一年 または、この封を開けたその瞬間 ソノ時が訪れるのではないのでしょうか? あぁ、恐ろしい… 周りの人々はソレの存在を信じてはいないのでしょうか…? それとも、 ただ、分からない振りをしているのだけなのでしょうか…? あぁ、とても恐ろしい… 僕はホントウニ アナタを愛してる のでしょうか? 愛しても良い のでしょうか? 分からない 全く分からない… 分からない? 否 分かりたくない 分かろうともしない ただ、それだけの事… もし、この関係が終わってしまった時、 僕はいったい、どんな顔をしているのでしょうか… 居るのでしょうか? あぁ、恐ろしい… 僕がアナタに拒絶される前に 僕からアナタだけでなく、世界を拒絶してみようか? 出来るの? 僕に? ホントウニ? ただ、この世界を拒絶してしまっても、 また、 この世界に戻って来てしまうだけではないのでしょうか? もし、そうならば そうだとしたら 次こそ僕は本当に発狂してしまうのでしょう… 僕にはそれがどうしても 恐ろしくて… 恐ろしくて… ならないのです… 今日もまた、アナタの幻影に涙を流して赦しを乞おう… ──ごめんなさい…── すると、 アナタは直ぐに僕の前から消えてしまう… そして 僕はホッと息を吐く… こんな僕に アナタは 何故 愛を授けようとするのでしょうか? 僕のこの気持ちは愛ではないのでしょうか? ならばなんと? あぁ、今日でアナタに逢えず4日目… 益々の恐怖と云う名の感情が僕を捕らえて離さない… ─ごめんなさい…─ そして、また僕は懺悔の詞を口にする。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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