1/1ﾍﾟｰｼﾞ目 ここは…? アナタが僕に逢いたいといっていましたので、 僕は本日、 駅に居ます。 居ました… しかし、 汽車がやってきても、 僕にはあと一歩、 汽車に あと一歩、 足を踏み入れる事ができません… そして、 気付けば 三本の汽車を見送りました… あぁ、アナタは既に あの場所 で待って居るのでしょうか？ でも、もしも、アナタが居なかったら？ それが、 それが 恐ろしくて僕は、 汽車をまた見送ります… それを思うと僕は 足の先から頭の先までサーと血の気が引いていく感覚がするのです… ふわふわと揺れる視界… そして、 何も見えなくなる… 僕は地面にぶつかる前に しゃがみこんで、この奇妙な感覚をやりすごす… 冬だと言うのに、額から汗が滴り落ち… そして、外気にさらされ、冷え、ずきずきと頭痛がする… 思わず、僕はアナタに会いに行くために、持ってきた大きな鞄を抱え込む… あぁ、また今日も帰ってきてしまった… そして、一言アナタに手紙を書きます… ─ごめんなさい…─ と。 [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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