メッセージ集
 
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●人権
 それは
 人種や民族を問わず
 永遠の課題なのか…
 人権を闘うとき
 私たちの前を
 いつでも霧が
 たちこめるだろうし
 大嵐になることも
 あるだろう
 しかし
 生きている
 ひとりの生命
 かけがえのない生命を
 守りたいと思うから
 私たちは
 立ちはだかる
 見えないものと
 闘うのだ!

     <チカップ 美恵子>

●私(達)は何をすべきか、何をしたら良いのか。私は以前、アイヌ民族が「民族の総意」として、何を考え、どのような理想郷を目指しているのか、ウタリ協会やその他の個人、団体に質問状を出したことがあります。しかし、内容があまりにも複雑で多岐にわたっていたためか、一通も返答はありませんでした(1992年10月)。
 そうした中、ジャーナリストの本多勝一氏から返書があり、次のメッセージをいただきました。『このことはまさにアイヌ民族自身に聞く外はありません。私はあくまでアイヌ民族のルポや記事を書いているだけでありまして、アイヌ民族の考えを代弁することは出来ません。(略)かつて太田 竜が犯した過ちを繰り返さないでください。私達としましては、アイヌ民族自身の考え方を、あくまで「支援」または「協力」することしか出来ないと思います』
 私は、このメッセージを読んで、質問状を出して伺おうなどとは失礼なことだと恥じ、直接会って意見を聞こうと考えた訳です。       (篇吟)
<『シサム通信』第56号より抜粋>

●たとえどのようなものであれ、こうあらねばならないという考え方は、それを強いられる側にとっては強迫観念や精神的圧迫となる。(略)そして沖縄(人)はこうあらねばならないという考え方は、かつての同化政策の考え方を転倒させただけのものであり、同じように沖縄(人)の心を蝕む結果につながるような危険性をはらんでいるように思えてならない。(略)「あるべき沖縄(人)」像も個人によりさまざまである。それぞれがそれぞれの思い描く「あるべき沖縄(人)」像にむかって歩み、それを互いに非難したり、まして押しつけたりするものではない。
<『け−し風(かじ)』第8号('95.9)の比嘉桂子さんの稿より抜粋>

●「最近、和人社会では自然との共生とか、環境保護とかが叫ばれている。中にはアイヌ精神に学ぼうという人までいる。おれはこうした動きに時々、怒りを覚えるんだよ」
 アイヌ語に「自然」という言葉は存在しない。
 「アイヌは自然(カムイ)と一体となった生き方をしてきたから、『自然』という言葉を創造する必要もなかった。和人社会でも昔は同じように生きていたと思う。近代化の過程で人間中心主義が浸透し、山や川や海、そして大地そのものを、富を生み出す対象物とだけ見るようになったのではかいか。『自然』を改造し破壊した結果、自らの生存さえ危うくなってきた。だからあわてて゛共生゛とか゛保護゛とかを言いだす。おれはこの姿に自己保身のエゴイズムを感じるんだよ」
 言葉や土地、文化を奪ったうえ、(私たち)和人はその反省を持たないまま、今度は辛うじてこころの片隅に残してきたアイヌ民族の精神までしゃぶりつくそうとするのか。
<『コタンに生きる』 岩波書店 より…抜粋編集>

●たとえば、親兄弟のことなら言われなくても心配するし、友人のことも気にかかります。恋人だったら、四六時中その人のことが頭からはなれません。
 でも、全く知らない所で、紛争が起きて、たとえ人が大勢亡くなったとしても、それはニュースとして頭でとらえても、自分のこととして心配するというところまではなかなかなりません。
 知らないことに対して心を配るということは普通できないものです。
 これまでの自然破壊の問題はこの゛知らないうち゛になされてきたものがほとんどです。

<『きりたっぷ湿原』 第23号より抜粋>

●(略)一般に近代国民国家は「一国・一民族・一言語」を標榜し建設された。18世紀以降の西欧近代国民国家は政治権力を握った主要民族が他の民族を抑圧し、主要民族を優等民族、他の民族を劣等民族とする民族差別を生み出した。(略)
 わが国では近代国家を急ぐ明治政府が北海道で開拓植民政策を実施したが、その際先住民族であるアイヌ民族に同化政策を強行し、伝統的な社会や文化を破壊した。しかし、抵抗が比較的微弱であったためか、国家レベルで民族問題の重要さに気付くことなく今日に及んだ。(以下略)

<2008(平成20). 4.24 朝日新聞より・>
チベット問題 問われる「先進国の品格」 佐々木 高明(元 国立民族学博物館長)

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│ 新聞 の 投稿欄より │
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自国の歴史 客観的に見よう<2009(平成21). 7.13>〔朝日新聞〕



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